高音質なリバーブの選び方とは?おすすめ5機種を比較!

「今使っているリバーブだと音が引っ込む、、、」

「何だか残響成分が濁っているように聴こえる、、、」

今使っているリバーブペダルやアンプ付属のリバーブに不満を持っていませんか?

良いリバーブを使うとそれだけで演奏のクオリティが底上げされるので、たかが残響成分だと侮ることなく高音質なモデルを選びましょう。

この記事では”音が良いリバーブ”の定義と選び方の解説、また実際にプロのアーティストが使用しているような音の良いリバーブペダルを比較します!

ギターとエフェクター

音が良いリバーブってどんなの?

まず最初に”音が良いリバーブ”(いわゆるハイエンドモデル)は普通のリバーブと比べて何が優れているのか解説します。

基本的にリバーブはデジタルで動作するものが大半ですが、エントリーレベルとプロが使うようなハイエンドなものでは音のクオリティにかなりの差があります。

安価なペダルでは原音を一度デジタル信号に変換して残響成分を加えているため、どうしても原音が劣化してしまいます。

特にリバーブを深めにかけた時には音が引っ込む感じ顕著に現れます。

一方でハイエンドなリバーブ(StrymonやEventideなど)では原音はアナログ信号のまま処理して、リバーブ成分だけを後からミックスするため、エフェクトを深めにかけても原音が引っ込むことがありません。

またハイエンドなモデルになると24~32bitで信号の処理を行うため、残響成分(特に10khz以上の高音成分)がはっきりと出るようになります。

この辺はスマホやPCと同じで中に入っているCPUチップの処理性能が高くなっているのが理由になります。

多機能は当たり前!モデル毎の個性で選ぼう!

エフェクターボード

お気に入りの設定をプリセットで保存したり、MIDIでプリセットを呼び出したりと最近のハイエンドリバーブは使い勝手の面でも非常に洗練されています。

そうすると多機能でなんでもできる一方で、それぞれのエフェクターの個性や訴求軸を見出すのが難しくなってしまいます。

「どのモデルもプリセット保存ができるし、複数のリバーブタイプが選べるし、何を基準に選んで良いかわからない」と迷っている方も多いと思います。

自分の演奏するジャンルや用途と各モデルの強みを把握した上で比較・検討を行いましょう。

高音質なリバーブのおすすめ5機種

今回は”そのペダルにしか出せない付加価値や個性”を軸におすすめのリバーブを比較しようと思います。

海外の機材情報サイトを参考に著名なミュージシャンが使用しているメーカーの中から、高音質・多機能なリバーブペダルを5つ選んでみました。

STRYMON ( ストライモン ) / blueSky Reverb

こちらはおそらくハイエンドリバーブで真っ先に名前が挙がるであろうStyrmonのblueskyです。

このペダルの強みはとにかく操作が簡単な上にプレートリバーブ、スプリングリバーブ、ルームリバーブの基本的な3種類を搭載しているところです。

またShimmer(シマー)と呼ばれる原音に1オクターブ上の音を重ねて重厚かつ煌びやかな音像を作り出すモードを上記の3種類と併用して使えるため、古典的なリバーブサウンドと現代的なHi-Fiサウンドの両方の音を作ることができます。

また追加でStrymon純正のMulti Switchを使用すればプリセット数を拡張できるのも素晴らしいです。

Walrus Audio ( ウォルラスオーディオ ) / Descent Reverb

こちらはWalrus Audioの多機能リバーブDescent Reverbです。

このモデルは上記のblueSkyの守備範囲を飛び道具よりに寄せたリバーブで、原音を逆再生した残響成分を追加するReverseモードや、shimmerリバーブで±1オクターブの音をそれぞれ個別に追加することができます。

またプリセット3つまで登録できたり、外部入力を使いエクスプレッションペダルでパラメータをコントロールしたりと一般的な多機能エフェクターと同等の拡張性を持ちます。

スプリング・プレートリバーブが使いたい人はbluesky、逆再生やシマーリバーブを積極的に活用したい人はDescent Reverbを選びましょう。

Empress Effects ( エンプレスエフェクト ) / Reverb

こちらはカナダのハイエンドエフェクターメーカーEmpress EffectsのReverbというモデルになります。

このペダルを一言で表現すると”何でもできる”リバーブです。

ルーム/スプリング/プレート/ホールと基本的なリバーブタイプはもちろん残響成分の音を揺らすModulationや逆再生のReverse、残響成分の音を劣化させたLo-Fi、シマーリバーブのようにオクターブ成分を足すSparkleなど全部で12種類のリバーブタイプを収録しています。

超多機能な分プリセット管理やツマミ操作が大変ですが、1台で何でもカバーしたい人にとっては最適なリバーブペダルにだと言えるでしょう。

STRYMON ( ストライモン ) / NIGHTSKY リバーブ

今回2回目の登場となるStrymonのNightskyというリバーブは今回紹介するペダルの中でも特に唯一無二のサウンドが出ます。

こちらはblueskyと同様残響成分にシマーリバーブで音を足すことができるのですが、何とシマーで足す音の度数(ピッチ)を自由に選択することができます。

またモジュレーションかけて揺らす際にも変調の波形を3種類から選択できたり、さらには簡易的な8Stepシーケンサーでテンポに合わせてシマーリバーブのピッチを変化させたりとカオスな機能が複数搭載されています。

絶対に誰とも被らないリバーブサウンドを求めている人やギターだけではなくシンセサイザーにも組み合わせて使いたい人にとっておすすめです。

EVENTIDE ( イーブンタイド ) / Space

こちらはラック型のエフェクターで有名なEventideのSpaceという多機能リバーブペダルです。

EmpressのReverbと同様に定番+飛び道具の両方のリバーブタイプを一通りカバーしていますが、このペダルの特権としてファームウェアアップデートでEventideのアイコニックなリバーブタイプが複数追加されています。

例えば、まるで宇宙空間にいるようなBlackholeと呼ばれるリバーブ(これ単体でペダルも出ています)や残響成分を歪ませたMangleVerbなど個性的なサウンドでは前述のEmpressよりもさらに広い範囲をカバーしています。

またプリセットが100個まで登録できるのでMidiスイッチャーと組み合わせて使用するとその守備範囲の広さを最大限に活用することができます。

まとめ

元々はリバーブというのは単なる残響音であくまでもギターやシンセなど楽器の音が主役でした。

しかしもうリバーブは裏方のエフェクターではなく、リバーブの音で曲の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。

せっかく良い楽器を使っていてもあまり良くないリバーブのせいで、その楽器本来のサウンドが失われてしまっている人は多いと思います。

恥ずかしながら筆者もStrymonのペダルを使い始めてから初めてそのことに気がつきました。

妥協のないリバーブペダルを使うことで最高の演奏に一歩近づけると思います!