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【実践編】自作エフェクターを始めよう!

実際にエフェクターを作ってみよう!

 

 さて、三回に渡ってお伝えしてきたシリーズ「自作エフェクターを始めよう!」も今回で最終回ですね。ちょっと寂しいですかね。筆者は現在、地獄の就職活動によって精神にビッグマフがかかっているので、いちいちこんなこと悲しんではいられません。本物のビッグマフもほしいな~。

 

さて、本日は前からお伝えしていた通り、Z.VexSuper Hard Onを作りますよ!なお、【準備編】と【回路探し編】の知識を前提として話が進みますので、ご注意を。

 

 

Z.VexのSuper Hard On

  

 

f:id:akiblues:20190420200632p:plain頑張って作図してみました。まずは部品を揃えましょう。下記は筆者が秋葉原でお買い物をするときに実際に使ったリストです。

  • コンデンサ0.1μ
  • 電解 コンデンサ10μ
  • 抵抗5.1k
  • 抵抗100k
  • 抵抗1M 2つ
  • 可変抵抗5K-B
  • 可変抵抗用のワッシャー
  • 可変抵抗用のナット
  • MOS-FET BS170
  • ダイオード1N914 2つ
  • ラグ板
  • モノラルジャック
  • ステレオジャック
  • 3PDTスイッチ
  • DCジャック(2.1mm、型番MJ-10)
  • 電池スナップ
  • LED
  • LED用抵抗1~4k
  • ダイオード1N4001(組み込み時使用)
  • ケース(加工済み)
  • ノブ
  • 配線用ケーブル 2m

今回は良い部品を使ったり、加工済みのケースを使ったりしたので全部で4000円近くしました…。思ったより高かったですが、弟に売って回収しましょう。

 

買ったパーツを並べて、各パーツの名前を記入しました。後で見たらピンぼけしていました…申し訳ないです。

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可変抵抗のワッシャーとナットは、組んだ状態で写真を撮ってしまったので、別に用意しました。

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また、他のエフェクターを組む際のお役に立てればと、今後良く使うであろうICと可変抵抗(基板直付)についても写真を用意しました。

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レイアウト図の部分を作ろう

 レイアウト図に沿ってパーツを組み合わせていきます。今回はラグ板を使いましたが、普通の基板でもやることは一緒です。背の低いパーツからつけていきましょう。そのほうがやりやすいです。 ダイオードや電解コンデンサの向きを間違えないように!

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丁寧にはんだ付けしていきましょう。あんまり長いことハンダゴテを当てているとパーツが壊れますから、気をつけてください。今回は部品点数が少ないので、すぐ終わるかと思います。

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こんなかんじになりますかね。(この写真のときはまだハンダ付けが終わってないのですが笑)

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余った足は切っちゃいましょう。切った足はとっておいてください。あとで使います。(写真の躍動感がすごいですね。)

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レイアウト図にある可変抵抗の部分ですが、これはあとで組んだほうがやりやすいので飛ばします。

 

レイアウト図以外の部分を作ろう

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 前回の【回路探し編】で紹介した図を参考に、レイアウト図以外の部分を作ります。ケーブルの長さには余裕を持ちましょう!可変抵抗もこのときにつけてしまってください。

 

先ほどとっておいた「切ったパーツの足」がフットスイッチ部に使われているのがわかりますか?このパーツの足を使ったテクニックは、近い位置の配線をする時にわざわざケーブルを剥かなくて済むので便利です。今回は可変抵抗の配線をするときにも使えますね。

 

ちなみに、電池スナップはつけなくても動きます。アダプタでしか動かさない方は省いてしまっても結構です。

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可変抵抗の「爪」は今回は使わないので、このようにペンチで折ってしまいましょう。

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ケーブルの被覆を剥くときは、ワイヤーストリッパーを使うと楽です。

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しれっと写真が前後してしまって申し訳ないんですが、LEDはボンドでとめました。今回は加工済みのケースを使ったので、LEDの大きさに対して穴がガバガバです…かなり強引な接着になってしまいました。

 

そのLEDなんですが、今回は千石電商さんに売っていた「LEDと抵抗とケーブルが最初から一緒になったもの」を使っています。要は自分で配線するのが面倒だったんです。

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 そうそう、先ほども穴がガバガバなんてことがありましたが、加工済みのケースを使うときは穴の大きさに注意しましょう。

 

例えば今回の場合、DCジャック用の穴が大きく、使えるパーツが限られていました。だから先述のパーツリストでも型番を指定していたんですね。実店舗でお買い物してるときは店員さんに聞けばすぐなんですが、ネットでパーツを買っているときは寸法をよく読んで購入しましょう。

 

 

合体

「レイアウト図の部分」と「レイアウト図以外の部分」を合体させます。最初にざっくり位置を決めておきましょう。ひたすらケーブルを剥いてはハンダ付けしていく作業です。図を見ながら、確実に配線していきましょう。

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配線が終わるとこうなるのですが…筆者は見えないところに気を配るという精神が欠如しているので、いつもあまり綺麗に仕上がりません。なんなら、よく見るとパーツが焦げているのがわかると思います。エフェクターボードしかり、配線という作業には性格が出ますね…笑

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忘れちゃいけないのが絶縁作業。これを怠ると回路がショートして音が出ません。いきなり壊れるということは少ないんですが、故障の原因にもなりますので、確実にやりましょう。まずはエフェクターの蓋部分です。

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 基板部分はビニールテープを巻いて終わらせようと思ったのですが、パーツの足がビニールテープを貫通してしまったので、プチプチで包んでみました。

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ホットボンドを使うのも定番ですが、その場合は後戻りができないので、動作確認を行ってからにしましょう。

 

さて、ホットボンドを使わない方もここらで動作確認をしましょう。ちゃんと音は出ましたか?出なかった方は、下記の「配線完了!だけど音が出ない…」を見てください。ちなみに今回のSuper Hard Onの場合、「ツマミをいじるとガサガサ音がする」のは仕様です。

 

音が出た方はおめでとうございます!蓋をして完成です。ちなみに「蓋をしたら何故か音が出ない」なんてこともあります 。最後まで丁寧に確認しましょう。

 

配線完了!だけど音が出ない…

初めてですぐに音が出た人はセンスがありますよ。筆者は、音が出ない原因がわからず2年くらい放置していたエフェクターがあるくらいです。音が出ない時に筆者が確認するポイントをいくつか紹介します。

 

1. はんだ付けはしっかりできているか

これが一番多いですかね。近くのパーツ同士が意図せずくっついてしまっていたりすると、ショートしてエフェクターが動きません。綺麗なはんだ付けは、トラブルを減らします。ゆっくり時間をかけて、慎重にはんだ付けしていきましょう。

 

2. パーツの極性は合っているか

先述の電解コンデンサ、ダイオードなど、極性(向き)が間違っていると動きません。トランジスタやICの向きなんかも気をつけてください。

 

3. つけ忘れているパーツ、配線し忘れている部分はないか

そんなアホはお前だけだよ!って言われちゃいますかね。でも、長時間作業していると、意外とそういうミスをしてしまうものです。特に回路が複雑なものになると、ちょっとやそっとパーツが少ないくらいじゃわかりませんからね。レイアウト図とよくよく照らし合わせてみてください。

 

4.絶縁に失敗している箇所はないか

先ほども確認していただいたのに申し訳ないんですが、やはりこれは多いんですね。見落としがちなところでいくと、DCジャックとインプットジャックを結んでいるダイオードでしょうか。

 

ダイオードをビニールテープで巻いちゃってもいいくらいです。ちなみに、熱圧着チューブというものを使うと、より綺麗に仕上がりますよ。

 

まとめ

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自作エフェクターは、根気よく情報を探して、はんだの溶ける匂いにまみれる、泥臭い趣味です。決して簡単とは言いません。しかし、筆者を含め、パーツの仕組みなどを理解していない人でも、慣れればポンポンと作ることができます。

 

何よりも、自分で作ったエフェクターはとても愛着がわきます。筆者も、自分で組んでから5年以上もペダルボードに鎮座しているエフェクターがあったりします。皆さんも愛しのエフェクター、組んでみてはいかがでしょうか!

 

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