最高音質のビンテージ系リバーブ/トレモロ Strymon Flint【レビュー】

Fenderのアンプに搭載されているようなビンテージ系のリバーブやトレモロをペダルサイズで持ち運びたいと思ったことありませんか?

そんなギタリストの願望を叶えるのが今回紹介するStrymonのFlint(フリント)です。

Flint/フリントの本体

Flintは2in1のエフェクターでビンテージアンプに搭載されているようなリバーブとトレモロの両方が搭載されています。

音が良いリバーブとトレモロを探している方は必見です。

とにかくリバーブ音が良い

搭載されているリバーブは以下の3種類です。
※本体上部のトグルスイッチによって使用するモードを切り替えます。

  • ’60s:60年代の小型コンボに搭載されていた2本スプリングのリバーブ
  • ’70s:70年代に発明されたEMTなどに代表される大型のプレート・リバーブ
  • ’80s:80年代に現れたALESISに代表されるラック型のリバーブ

真空管アンプに搭載されているようなリバーブが好きな人はFlintを弾くともう他のリバーブを使う気になれないほど衝撃を受けると思います。

Strymonの空間系に共通することですが、ドライ音(エフェクトのかかっていない原音)が引っ込むことなくキレイに聴こえてきます。

通常のリバーブやディレイだと原音が引っ込むモデルが多いですが、Strymonの空間系は原音をデジタル変換せずにそのままウェット音(エフェクトがかかった音)を足すので音がほとんど劣化しません。

筆者の1番のお気に入りはスプリングリバーブで、あのビチャビチャしたバネの音が最高です。

もちろん’70s(プレートリバーブ)や’80s(ホールリバーブ)など使用頻度の高いリバーブも搭載されているので、ロックやジャズなどの生音系であればほぼ全てカバーできるのではないでしょうか。

特にホールリバーブはMixノブ(エフェクトのかけ具合)をあげても音が濁ることなく空間が広がるので、正直多少かけすぎたとしても音が破綻しません。

パパッと感覚でセッテイングしても良い音がするのはずるいです、、、!

個性的なトレモロサウンド

Flintのツマミ

筆者はリバーブからこのFlintを知りましたがトレモロ側も素晴らしいです。

リバーブ側と同様トレモロも3種類のモードが搭載されています。

  • ’61 harm:61年製 高域と低域が交錯する複雑なサウンド
  • ’63 tube:63年製 ウェットで官能的なサウンド
  • ’65 photo:65年製 鋭くバランス良い揺れ

’61 harmは音量だけではなくて各帯域の音量も微妙に揺れているので、フィルターにモジュレーションをかけたようなサイケデリックな音が出ます。(正直このモードだけでも1.5万円くらいの音はするのでは?)

’63 tubeは一般的にイメージされる王道トレモロサウンドで迷ったらこれにしておけば間違いないです。

’65 photoは揺れが鋭くかなり存在感があります。「俺トレモロ使ってるぜーー!」と主張したかったり、トムモレロばりのマシンガンサウンドが欲しい場合に良さそうなタイプですね。

トレモロだけでも個性豊かな3種類のサウンドが手に入るので、ボードに一つ入れておけば何かと便利です。

拡張性も優れています

音が良いのももちろんですがStrymonのペダルは総じて拡張性にも優れており、Exp入力を使うことでペダルのパフォーマンスの幅をさらに広げることができます。

例えばエクスプレッションペダルやStrymon純正のMini Switchを追加することで以下の操作が可能になります。

  • エクスプレッション・ペダル:任意のコントロールをリアルタイム操作
  • TAP スイッチ:タップテンポの入力
  • FAVORITE スイッチ:お気に入りのセッティングの保存

また入力信号はラインレベル/インストレベルの両方に対応していて、ギター/ベース以外にもシンセサイザーにも使用することができます。

もちろんステレオ入出力にも対応しています。

ちなみにデフォルトだとリバーブ→トレモロの順番ですが、逆にトレモロ→リバーブに変えることもできます。

Flintではできないこと/デメリット

よく同じStrymonから発売されているblueSkyと比較されますが、あちらはより透明感のある澄んだ音でFlintは濃厚なビンテージ系といった棲み分けになります。

ギター単体に使うのであれば守備範囲的にFlintをオススメしますが、シンセサイザーと組み合わせたり複数のモジュレーションエフェクトと一緒に使用する場合はblueSkyの方がキレイに聴こえると思います。

あとStrymonのエフェクターは中にDSPチップと呼ばれる高負荷の演算処理を行うCPUが内蔵されているので、スマホやパソコンやその他IoT機器の需要とダイレクトにバッティングします。

そのため人気商品ということもありよく品切れになっています。

筆者も品切れが続いている中やっと注文ができたので、欲しい方はこまめに在庫をチェックしておきましょう。

まとめ

ライブやスタジオのリバーブって壊れていたり、メンテナンス状態がバラバラなのかあまり使い勝手が良くありません。

というかスタジオによく置いてあるアンプよりも音が良いのでFlintしか使わなくなります、、、、

市場にFenderのデラリバのリバーブを再現しているものはいくつもありますが、ビンテージアンプにインスパイアされているリバーブの中ではFlintが一番ですね。

トレモロ単体としても素晴らしいエフェクターなので全ギタリストにオススメです!