Babyface Pro FSはUSBバスパワーで動作しますが、外部電源を使うことで音質に変化があるかどうか気になっていませんか?
結論から言うと、PCに接続して使用する場合は外部電源とバスパワーのどちらでもは音質の変化はありません。 しかし特定の状況下において外部電源が必要な場合があります。
本記事ではBabyface Pro FSにおける外部電源の必要性について詳しく解説します。
目次
Babyface Pro FSに使える外部電源は「NTCB-XT スイッチングACアダプタ」
Babyface Pro FSに使用できる外部電源として、メーカーの公式サイトで「NTCB-XT スイッチングACアダプタ」が紹介されています。
参考:Synthax Japan | Babyface Proのアダプターはどこで購入できますか?
一方で、Babyface Pro FSは、USB 2.0バス・パワーで動作するように設計されており、PCに接続して使用する場合は、ACアダプターなどの外部電源は必要ありません。
Babyfaceの日本代理店であるSynthax(シンタックス)の公式ブログにおいても、開発者マティアス・カーステンズへのインタビューの中で同様のことが説明されています。
**Matthias Carstens(以下、MC): 〜**Babyface Proは、USBバスから供給された電源を内部で再生成する特別な電源回路を搭載しており、これにより3.6Vまで電力が落ち込んだ場合でも、外部電源供給に頼らずすべての入出力を音質の劣化なく動作させることができるようにデザインされています。これは、ライブ収録などモバイルで録音を行う場合には非常に優れた機能ではないかと思います。
Synthax Japan Staff Blog | 開発者マティアス・カーステンズに訊く、Babyface Proの魅力
つまり、既にPCから十分な電力が供給されていれば、外部電源を使ったとしても音質に影響は無いのです。
しかし、PC以外の端末でBabyfaceを使用する場合はこの限りではなく、次の章で詳しく説明します。
iPadやiPhoneなどのモバイル端末に接続する場合は外部電源が必要
Babyface Pro FSに限らず、オーディオインターフェースを使用する際は十分な電力が供給されないと、音質が劣化したり、動作が不安定になったりします。
例えばBabyfaceの場合、iPadやiPhoneなどのモバイル端末で使用するときには、PC接続と違い電力が足りないため、前述の外部電源が必要です。
そのためiPhoneやiPadなどで利用する人にとっては、電力供給の観点で外部電源が必要です。
まとめ
Babyface Pro FSはUSB 2.0バス・パワーで十分に動作するため、PC接続時には外部電源は必要ありません。ただし、モバイル端末(iPadやiPhoneなど)で使用する場合は外部電源が必要であり、電力不足による音質の劣化や不安定な動作が起こる可能性があります。
Babyface Pro FS本体については以下の記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。