一般的にはブースター/オーバードライブを踏むと歪みの量は上がりますが、その分ピッキングニュアンスが失われたり音が潰れる/引っ込んでしまいますよね、、、、、
歪みの量を上げるのと同時に音の芯も太くできる魔法のようなブースター/オーバードライブを見つけました。
本記事ではWalrus AudioのVoyagerを紹介いたします!
この歪みエフェクターは他とは別次元のサウンドなので全ギタリスト必見です!
目次
Walrus Audio( ウォルラスオーディオ ) / Voyager(ボイジャー)
今回購入したのエフェクターはWalrus Audioの“Voyager”という歪みペダルです。
私が敬愛するJustin Vernon(Bon Iver)とAlbert Hammond Jr (The Strokes)の二人がこのペダルを愛用しているとのことで、ずっと前から気になっていました。
もうあまりにも見た目がドンピシャすぎて、ついにYoutubeの試奏動画だけを参考に購入してしまったのです。
ペダル面食いですね。いつか痛い目見そうですが‥‥
歪ませても音の芯が潰れない!
一般的には音を歪ませる=音量を大きくしてオーバークリッピングさせることなので、動作原理としては音を潰すことでサスティンを伸ばしたり、倍音を加えることになります。
誰しも経験があると思いますが、ゲインを上げると気持ちよく弾ける一方で音が引っ込んでしまったり、コード弾きで音が潰れてしまうことも、、、、
しかしこのVoyagerではゲインを上げて歪ませても音の芯が全く潰れないのです!
むしろペダルを踏むことで音の芯が確実に太くなります。
TS系のペダルと同様に中音域にピークがある特徴をしていますが、TS系だとコード弾きした際に1弦1弦の音程が曖昧になってしまいます。(TS系もソロで踏む場合には良い仕事をしてくれますが)一方でVoyagerではソロでもコード弾きでも音の輪郭はハッキリしているので、どちらの用途でもばっちり仕事をこなしてくれます!
適度な倍音が加わって”抜ける”音に!
単体での歪みも悪くありませんが、こいつの真価が発揮されるのはアンプやメインの歪みの前段でブースター的に使うときです。
Gainを下げたままVolumeを上げることで、中音~高音域にかけてギターの”オイシイ”帯域を持ち上げ、さらにいい感じの倍音を加えてくれます。
ローファイの皮を被ったハイファイ野郎ですね。
程よいコンプレッション感、コード弾きの時の音の分離がインディーロックに最適です。
オススメのセッティング
こちらが筆者オススメのセッティグです。(AC30やデラリバとの組み合わせを想定しています)
単体で歪ませるとローゲインのおとなしい音で、よりコンプ感が目立つ印象です。
Gainを上げていくと少し角が丸くなったような歪みになるので、シングルコイルのギターと組み合わせると太くてクリーミーな音になります。
Voyagerが持つ高音の倍音とコンプ感、音の分離感はTS系やBD-2などのオーバードライブでは絶対に出せません。
まとめ
セッテイングを工夫すればメタル以外なら比較的カバーできると思います。
ToneやVolumeの効きも良く、VolumeをフルテンにしてMarshallに突っ込むと太くジュワーっとした歪み方をします。
Instargramで他人のペダルボードを参考にしていると、ちょいちょいVoyagerを見かけるのでもう世界では定番の歪みペダルとして認知され始めているのかな、、、と思ったり。