【回路探し編】自作エフェクターを始めよう!

 前回の【準備編】はご覧になりましたか?

今回は【回路探し編】。本題はエフェクターの設計図となる「回路図」の探し方です。

他にも関連する知識として「レイアウト図(めっちゃ見やすい回路図)の読み方」

「レイアウト図に書いてないけれど必要なこと」についても触れていきたいと思います。

回路図を探そう!

インターネットの大海原には、エフェクターの回路図がたくさん落ちています。

自由に拾って作ってみましょう。回路図を探すときの魔法の検索ワードを紹介します! 

「(エフェクター名) layout」

ずばりこれですね。今日はこれだけでも覚えていってください。

回路図という英単語は“schematic”なのでそちらで検索してもいいですが…

“layout”のほうが、もっとわかりやすい図を探せます。

ガチの回路図は、初心者にはハードルが高いです。レイアウト図を見て作りましょう。

日本語なら「○○ 自作」でしょうか。

とはいえ、回路図は万国共通ですから、より情報量の多い英語での検索をおすすめします。

国産のマニアックなエフェクターの情報となるとまた違うかもしれませんが…。

根気よく探してみてくださいね。

実際に作るときは回路図に“Verified(検証済み)”と書いてあるものを優先しましょう。

案外、動作確認せずに回路図だけ載っけている人も多いですからね。

とはいえ、図を作ってくれた人への感謝の気持ちを忘れずに…!

試しに「Super Hard On Layout」で検索してみてください。

Super Hard Onは1ノブのクリーンブースターですが、買うとなかなかのお値段。

簡単なうえに音も良いですから、1台目の自作エフェクターにいかがでしょうか。

【実践編】では実際にこちらのSHOを作ります!

レイアウト図の読み方

とはいえ、何が書いてあるかわからない方がほとんどでしょう。私もそうでした。

そこで、今回はレイアウト図の読み方をごくごく簡単に解説します。

レイアウト図を作るソフトによって若干表記が違いますが、大きな違いはありません。

VR1とVR2の間にある青い物体はスイッチ。

解説用の図なので、めちゃめちゃ適当ですが、まあ見ていきましょう。

C1とC2は電解コンデンサ

電解コンデンサには極性(+と-)があります。向きを間違うと動きません。

図を見て正確に取り付けましょう。単位はF(ファラッド)です。

ここでは10μ(マイクロ)Fと表記してありますね。

それを買ってきてつければいいわけです。

C3はセラミックコンデンサまたはフィルムコンデンサ

こちらのコンデンサには極性がありません。

セラミックかフィルムかは作者から指定があることも多いです。

どっちをつけても動きますが、皆さんこだわられていますよ。

D1はダイオード

ダイオードにも向きがあります。図のとおりに取り付けましょう。

ここでは1N4001というごくごく一般的なダイオードが指定してあります。

R1は抵抗

ここでは1K(1000)Ωですね。黒と茶色の線はカラーコードといいます。

このコードでその抵抗のΩがいくつかを知ることができます。

カラーコードを無理に覚える必要は全くありません。

便利なアプリ等もあるようなので、使ってみてくださいね。

Q1はトランジスタ

トランジスタからは3本の足が伸びていますが、これも方向を間違うと動きません。

間違えずにつけましょう。ここではBS170というパーツを指定してあります。

IC1はIC

ここでは8ピン(足)のNJM4558Dというパーツを指定してあります。

足を折らないように気をつけて。

それから、これも向きを間違うと音が出ません。

切り欠きの方向を参考に向きを揃えましょう。




VR1とVR2は可変抵抗

さきほども抵抗という部品が出てきました。こっちはその値をグリグリ動かせます。

VR1は基板に直でつけるタイプ。

一方、VR2はギターやエフェクターのツマミでお馴染みのタイプ。

Lin.はLinearの略で、B(カーブ)とも表記されます。

そのツマミを回したときの、変化の具合ですね。

他にもlog.という種類があって、こちらはA(カーブ)とも表記されます。

AやB、log.やlin.と、指定がしてありますから、間違わないように。

まあ、間違えてもだいたい音は出ますが…。

はい、ものすごくざっくり紹介しました。

とりあえず、間違わずにパーツを買うのが第一目標です。

各パーツの働きとかも、今はどうでもいいですよ。

実際にパーツ屋さんに行くと、たくさん部品がありますからね。

間違わずにパーツを買える程度に知識をつけておきましょう。

寸法の確認等も忘れずに。意外と痛い目みたりします。

【実践編】では各パーツを写真付きで載せています!

購入の際、参考にしていただけると幸いです。

筆者がいつもお世話になっているパーツ屋さんを紹介します。

ここで宣伝しても筆者には一銭も入りしませんが、日頃の感謝ってやつ

千石電商さんです。オンライン通販もやっていて助かります。

レイアウトに書いていないけど必要なこと

レイアウト図に書いてあるケースもあるんですが、非常に稀です。

この「レイアウト図に書いていないけど必要なこと」は共通事項なので、省かれがち。

今回の企画では「レイアウト図以外の部分」と呼びます。

筆者は高校生当時ここで挫折しかけましたが、なんとかこれらの情報を探し当てたのでした。

9V?In?Out?GND?

「レイアウト図にある9VInOutGround(GND)ってなに?」

レイアウト図にはそういう9VOutといった表記があります。

これは基板をエフェクターのケースにぶち込むときに使います!

自作エフェクター系のサイトでも「当然知っている事」で話が進むことが多いです。

今回、私がエフェクターを作るとき実際に使っている配線方法を図にしました!

この図があれば、もう迷うことはありません。

まずは以下の物を手に入れます。

ジャック類

電池スナップ

スイッチ

ダイオード

・抵抗(値が小さければ小さいほどLEDが明るくなる)

LED

ケーブル

それを図の通りに組み合わせましょう。ダイオードの極性に注意!

あとはケースに入れて、作った回路とドッキングさせれば完成です。

イン・アウトのジャックに書いてあるT、R、Sとは?

なんだこれ?と思われたでしょう。T=Tip, R=Ring, S=Sleeveといいます。

下の写真で確認して、各穴と配線する場所を間違えないようにしてください。

まとめ

回路図の探し方、そしてレイアウトの読み方を解説してきました。

そんなこんなでレイアウト図をもとにエフェクターを作って…

レイアウト図にないけど必要な部分の配線も組むと…

こんなかんじです。なんのこっちゃですよね。

これだけの情報でも作れてしまう方は、どんどん作りましょう!

当ブログではもう少し丁寧に着地しようと思います。

次回【実践編】としてZ.VexSuper Hard Onを作りますよ~

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